花粉症とまんまるの沈丁花
今年も花粉症の季節がやって来た。
発症したのが、東京でOLしてた30歳の時だから、もう35年と年季が入っている。
毎年、くしゃみ、鼻水、目のかゆみの症状が出てから病院に行く。もしかしたら今年は大丈夫かもしれないという、淡い期待があるからだ。
薬を飲むと3日位で症状は治まるのだが、強制的に阻止された体の抵抗を、鼻の奥にずしっと重く感じる時がある。
アレルギー検査では、スギが最高のクラス4、ヒノキが2、ダニとハウスダストが1と出ていた。
期待むなしく、今年も掛かり付けの耳鼻科に薬を貰いに行って来た。ドクターとは、七夕の織姫と彦星みたいに、年に一度会うだけの関係が何年も続いている。
イケメンのドクターも、だいぶ渋みが増して来ている。「こいつもだいぶ老けたな」と、相手もきっと思っているだろう。
裏庭の沈丁花が満開になっている。
毎年、徒長した枝を剪定していたら、こんなに円くて可愛い姿になった。
ベランダで洗濯物を干していると、爽やかで清々しい香りに包まれ、しばしうっとり。
お花の花粉症じゃなくて、本当に良かった。